冷蔵庫で食品を腐らす日本人 [朝日新書059] (朝日新書 59)



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冷蔵庫で食品を腐らす日本人 [朝日新書059] (朝日新書 59)
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食卓の豊かさとは何だったか、考えさせられました。

この本で一番よいと思ったのは、タイトルです。このタイトルを読めば、ギクリとする方も結構おられるのではないかと思います。そして、本書の主張を一言で言い表していると思います。世帯人数が減っているのに反比例するように大きくなってゆく冷蔵庫。ぎっしり詰まった冷蔵庫がありながら、毎日食べるものは買い物に行く。どう考えてもおかしい。といった台所周辺の歪みを検証してくれます。後半では、食糧事情、自給率問題などにも触れ、食べ物の大切さを思い出させてくれました。至極、真っ当な主張だと思います。身近な冷蔵庫の問題から話が始められるのが、受け入れやすいのではないかと思いました。食卓の豊かさとは何だったか、考えさせられました。
「成熟国日本」

日本は「成長社会」から「成熟国」へとなっている。

そんななかで、世界では、食糧が不足して飢餓状態の国が

存在するにもかかわらず、日本の食糧廃棄率などは考えられない位に

高い数値である。

「地産地消」の食育を進めることにより、

生産者、消費者の透明な関係が築けるだけではなく、

輸送にかかる、二酸化炭素の削減にもつながり、

目先の視点だけでなく、長期的な思考ができる。

食育と自立

飽食の時代と言われます。
食料品を輸入しながら、冷蔵庫で腐らせているのが今の日本人です。
多くの家庭の冷蔵庫を見ながら、今の日本の食生活を見直しの提言をしています。
自身の実体験から導く、生きた食育と言えるでしょう。
自立とは、自分の食事を自分できちんと作れ、きちんと食べることができることだといいます。
同感です。
普段の生活を質素にし、たまにちょっと違ったものを食べ、ちょっと贅沢にする、それに喜びを感じることができるならば、最高の幸福感だろうといいます。
この考えににも共感します。
日本人は豊かになりすぎて、幸福を見失っているのかもしれません。
ただ一つ、難点を上げるとすれば、文体が苦手です。
一読の価値はある

数多い魚柄本のなかでは、それほど楽しめなかった。
ただ、中央卸売市場としての築地が、ネットで大手取り引きが行われるようになった現在、
すでに存在意義を失っているという指摘は目が覚めるような思いがした。
築地に行かなくても、近所のスーパーで買える魚貝類が意外に新鮮になっているのだ。
自立ということ

人間は食べなければ生きていけない。
そういう本質的な部分での自立ということをあらためて考えさせられました。
こういう哲学を持った人が増えてくると世の中はもっと明るくなるのではないだろうか?
文体は非常にくだけており、気取らない素朴な人柄が表れていると思います。




朝日新聞社
冷蔵庫で食品を腐らせない日本人
知恵のある・和の家・和の食・和の暮らし
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